二次会スタートが21時以降でも許されるのはどんな時?

結婚式二次会の開始時刻は、披露宴会場からの移動時間や参加するゲスト人数も考慮して、披露宴のお開きから1〜2時間後にスタートするケースが多いようです。二次会はゲストが公共交通機関で帰宅可能な時間帯に終了するのが一般的ですが、諸事情によって21時以降スタートの二次会を実施する場合、どんなことに気をつけるべきでしょうか。「遅い時間でもOK」なゲストもいれば「非常識」と感じるゲストがいても不思議ではない中、ゲストに安心して参加してもらえるように、考えておきたいポイントをご紹介します。

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そもそも、二次会のスタート時刻は何時台が主流?

そもそも、二次会のスタート時刻は何時台が主流?

ぐるなびが2017年5月に全国のぐるなび会員を対象に実施したアンケート調査によると、結婚式二次会のスタート時刻で最も多かったのは18時台で約30%。次に多いのが19時台で約20%でした。つまり、二次会のほぼ半数が18時〜19時台スタートで実施されていることになります。

これに対し、20時台スタートとなるとその割合は一気に減って約9%に。21時台スタートはさらに減って約4%となっています。これを地域別で見てみると、21時台スタートの割合が他のエリアより高く10%以上だったのは北海道と沖縄。どちらも14.5%という数字が出ており、東北、北陸、東海など0%のエリアも多い中、二次会のスタートが21時以降でも比較的抵抗なく参加してくれるゲストが多いと言えそうです。

ちなみに、21時以降に二次会をスタートするケースとして考えられるのは、夕方開始のナイトウェディング。ほかには、ゲストが宿泊することを前提に参加するリゾートウェディングもあります。

21時以降にスタートする二次会のメリット&デメリット

21時以降にスタートする二次会のメリット&デメリット

21時以降にスタートする二次会のメリットとデメリットを挙げてみましょう。
<メリット>
・披露宴で話し足りなかったゲストと一緒の時間が過ごせる
・開始時刻が遅いため、会場の予約が取りやすい
・参加可能なゲストが絞られ、よりディープな時間が過ごせる

<デメリット>
・帰りの電車がないゲストの宿泊やタクシー代への配慮が必要
・参加したくてもできないゲストが出てくる
・何かしらのフォローに欠けると、非常識だと感じてしまうゲストも

遅い時間スタートの二次会は、披露宴に招待できなかったゲストや、都合により二次会のみの参加となるゲストにとって、結婚式当日に新郎新婦を直接祝福できる貴重なチャンス。もし、ゲストを絞り込んで少人数ウェディングを実施するなど、披露宴よりも二次会に招待するゲストが多くなる場合は、遅い時間の二次会スタートは避けるのがベターです。

反対に、二次会に参加するゲストのほとんどが披露宴にも出席している場合には、有志だけが参加する内輪の飲み会のような雰囲気で、遅い時間のスタートでも抵抗を感じる人は少ないと考えられます。

21時以降スタートの二次会を実施するために気をつけたいこと

21時以降スタートの二次会を実施するために気をつけたいこと

最後に、もし遅い時間帯にスタートする二次会を実施したい場合、そのことを知ったゲストが戸惑うことのないように、配慮したいポイントをご紹介します。
1) 遅い時間なので無理のない範囲で出席してほしいと事前に伝えておく
2) 少しでもゲストの負担が軽くなるよう、二次会会場はできるだけ披露宴会場の近くを選ぶ
3) 披露宴の終了が押さないよう、予定通りの二次会開始を心がける
4) あらかじめ終了予定時刻を伝え、必要なら宿の手配をする旨を伝える
5) 帰りの手段が無くなったゲストのために、タクシー代を負担する

招待する側の都合で終了時刻が遅くなるとわかっているため、結果的に帰りが遅くなる飲み会とは事情が異なります。大切なのは、ゲストが参加しやすい条件を整えて、あらかじめアナウンスをすること。

「もし自分がゲストだったらどう感じるだろうか?」という目線を大切にして、結婚式と同様に二次会も、ゲストと思い出深い時間が過ごせるようにしてくださいね。

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